こんにちは。工事部の齋藤です。
浜松市中区で施工しておりました重量鉄骨造 T様邸が無事に完成いたしました。
スクロールをすると完成までの工事の一部をご紹介しております。
【完成写真】
引渡しをしましたT様邸のリビングです。
正面に壁掛けテレビで、横には暖炉があります。床は、タイル張りになっています。
重量鉄骨造にすると、大空間が作れていいですね。こちらは、道路沿いのコンクリート壁です。
アップにしてみると、
施工途中にも一度ブログで紹介しましたが、こんな感じに出来上がりました。
木のように見えますが、コンクリートです。焼いた杉板を型枠にしているので、コンクリートが木目模様になっています。
木が水を吸ったときにでる「アク」がコンクリートにも移り、少し茶色にもなっています。
施工途中には、この壁は、どうやって作ったの??と、何度も聞かれました。
【左官工事】
左官屋さんが、内部の壁を塗っています。
何種類かの材料を使い分けていますが、この壁は四国化成さんの「ルミデコール」という「磨き壁」です。
下地処理を何工程も終えてから、ようやく、仕上げ工程になります。
色の選択肢は、色々とあるのですが、今回は、白をベースにしています。
一度、真っ白く塗ってから、
今回は、黒っぽい模様をコテで塗っていきます。
まだこれで終わりではなく、サンドペーパーでの磨きが3工程あります。TOTALで10工程ほどになります。
クリーニングをして綺麗な状態にして、お引渡しとなりそうです。
【照明工事】
電気の引込みが完了し、現場に明かりが点きました。
こちらは、ウォーターガーデンのモザイクタイルに反射する光。
こちらは、仮設の照明です。もう少しで、いらなくなります。
【タイル工事】
現場は着々と進んでいます。リビングの床のタイル張りをしました。
赤と白のプラスチックの部材で、高さの調整をしています。施工方法も色々と改良されて便利になっています。
浴室には、浴槽もセットされました。今回は、ユニットバスではありません。
壁が真っ黒なのは、防水の色です。(この後張ることになるタイルも黒ですが)
外では、足場の解体もしました。工事は概ね予定通りに終われそうです。
【舗装工事】
T様邸の1階は、駐車スペースとエントランスになっています。
今日は、駐車スペースのアスファルト舗装をしました。
狭いところに、大きな重機が入っていきます。
道路工事などでも良く見ると思いますが、フィニッシャーという舗装をする機械に建物の外までダンプカーで運んできた舗装材料を入れていきます。
天井もギリギリでしたが、どこも傷つけることなく、綺麗に舗装をしてくれました。
寒い1日でしたが、できたての舗装の上は暖かく、腕まくりをしていて作業をしている職人さんもいました。
【暖炉工事】
ベルギーから暖炉が届きました。建物の裏からレッカーを使っての荷上げです。
この日は、コインパーキングを貸切にしてもらいました。
厳重な梱包で運ばれてきました。
このメーカーさんでは、一番大きなサイズです。
煙突に繋がるパイプが一本と、室内へ暖気を噴出すパイプが二本です。右隣が燃料となる「まき」置き場になります。
今回、初めてコインパーキングの貸切をしてみましたが、管理会社の方が、一般の車を停められないように、カラーコーンを置いたりと色々と手数料も掛かり、「1日の駐車料金 × 台数分」とはいかず、その10倍ぐらい掛かりました。
それでも、この場所を使えなければ、もっと大変なことになっていたので、助かりました。
【内装工事】
内装工事が始まりました。2階では、床下地を作っています。
リビングになる所ですが、吹抜けにもなっていますので、重量鉄骨造ならではの大空間です。こちらは3階です。
壁も出来てきて、部屋らしくなってきました。
【煙突工事】
暖炉用の煙突を取付しました。写真は、煙突から屋内へとつながるダクト(配管)です。
二重構造になっていて、熱が外に伝わり難い構造になっていますが、廻りの壁も燃えてないようにしてあります。
暖炉本体はというと、ヨーロッパから船旅中です。
本当は、もっと前に搬入をしておきたかったのですが、在庫切れになってしまい・・・。
内装屋さんが、壁の下地を作っています。
この職人さん、大ベテランで、この現場では最高齢ですが、朝は一番早く、休憩は短く、終わりも一番遅くまで、一番よく働いてくれています。
難しい注文にも、ブツブツといいながらも、答えてくれる頼りになる職人さんです。
頭がさがる思いです。もう少し、よろしくお願いします。
【屋根工事】
勾配屋根が出来ました。屋上の防水も同時進行してます。
荷上げの状況は、こちら。
レッカーと人力で何とか荷上げが出来ました。レッカーを使っての荷上げも、概ね今回で終わりです。
外壁工事も大詰めですので、早く雨の影響を受けないようにしたいところです。
【サッシ取付工事】
外壁工事が終わり、サッシを取付しています。
図面通りに取付が出来るか心配をしていた、台形のサッシも無事に付きました。
四分割にして搬入しているので、床の上で、一つに組み立てます。
鉄骨と屋根と外壁とサッシの勾配をCADで合せてみて、調整をしながらサッシを発注しています。
来週からは、塗装工事も始まりますが、予報が雨ばかりで・・・。悩ましいところです。
【型枠工事】
T様邸は、重量鉄骨造なのですが、道路側の正面となる部分の一部は、鉄筋コンクリート造の壁になっています。
写真は、コンクリートを打ち込むための枠で、型枠と呼ばれるものです。
通常、型枠はベニヤを使いますが、今回は杉板を使っています。
杉板を使うと、本来、無機質なコンクリートですが、コンクリートの表面が、木の目や節などの凹凸がつき、風合いが出てます。
鉄筋まで終わった状況です。本日、コンクリートの打設まで完了しました。出来上がりが楽しみです。
【鉄骨建て方工事②】
鉄骨の建て方作業が終わりました。
やはり最後は、レッカーを道路に出し、通行止めにさせて頂きました。
歩行者は通れるようになってますが、まだ幼稚園や学校関係は、夏休みの期間でしたので、交通量も若干少なくて良かったです。
こちらは、3階の様子です。この写真だけでは、何処がどうなるか?さっぱり分かりませんよね。
鉄骨の建て方作業は終わりましたが、ボルトを締めたり、床を張ったりと、鉄骨工事はまだ続きます。
9月の前半はコンクリート打設、後半は外壁工事が始まります。まだまだこれからですね。
【上棟式を行いました】
T様邸の上棟式を行いました。
木造住宅の上棟式は、一般的に建て方の当日に行いますが、鉄骨造となると建て方も数日掛かりますし、鉄骨の骨組みが出来ても、一般の方が、2階、3階などに上がれるようにはなりません。
ですので、多くの場合は、床のコンクリートが出来上がった状態となってから、お施主様のご都合や、お日柄などにより、決めることになります。
こちらは、リビングになる場所です。基礎や骨組みの段階では、お施主様から、こんなに狭いの?とおっしゃられることが良くあります。
建築あるある?ですが、外壁や間仕切壁が無い状態だと、空間が狭く感じるようです。
ですが、多くの場合は壁が出来てくると、その不安は解消されるようです。
【鉄骨建て方工事①】
鉄骨の建て方作業を始めました。
予定通りに進んで、2日目でここまで出来ました。まだ、敷地の中にレッカーを据えれますのが、段々と道路の方へと移動して最後には道路にレッカーを据えることになります。
この現場で一番大きな梁です。 高さ60cm、巾30cm 厚さ28mm もあります。
なかなか、住宅で使うサイズではないですね。この材料は、発注してから納入まで、2ヶ月半以上掛かってしまいました。
ここに来て、暑い日が続きますが、安全作業で建て方作業の後半戦に進みます。
【鉄骨製品検査】
T様邸の鉄骨工場に検査の立会いに行ってきました。
手前から奥に行くほど、組立が進んだ状態になっていきます。
どれも、柱と梁がつながる部分です。
見えなくなる部分の溶接に欠陥がないか?、寸法は合ってるか?などを検査します。
もちろん、大きな問題なく合格でした。これで、この先の加工に進めます。ある程度出来上がった段階で、もう一度検査を受けます。
基礎工事でもそうでしたが、鉄骨工事でも沢山の検査を受けて、現場を進めていきます。
【基礎工事②】
基礎工事が無事に終わり、埋め戻しまで完了しました。
今月末から、鉄骨の建て方作業となるので、昨日は、現場で事前打合せをしました。
写真は二人ですが、鉄骨屋さん・鳶さん・運送屋さん・レッカー屋さん・床張り屋さん・監督の6名で建てる順序、搬入の計画、レッカーの配置など、2時間ほどの打合せになりました。
レッカーでの作業は、5日間の計画となり、北側の道路は通行止めをさせて頂くことになりました。
【基礎工事①】
基礎コンクリートの打設が完了しました。順調に進めることが出来ました。
工事着工から、基礎コンクリート打設までで、設計事務所さんや、確認申請機関、瑕疵担保保険会社の検査や立会いなどが計8回ありました。
来週からは、埋め戻しが始まります。
鉄骨の建て方までは、少し時間がありますが、図面のチェックや、細部の検討などに追われます。