地震に強い構造は?
浜松・磐田・袋井・掛川で皆さんの住む地域や職場、学校など自分や家族の普段過ごしている場所の 地盤って気になりませんか?
そんな時は各市役所のホームページからハザードマップ(防災マップ)を開くと、
どこが液状化地域か?どこが浸水地域か?を知ることができます。
基本的に地盤が多少悪くても堅い地層まで改良を行うので問題ありません。過去の大雨で浸水された経験がある地域は盛り土を行い、地盤を上げることも可能です。
では、構造はどうしましょう。
最近では木造住宅も制振装置付き住宅があり、大きな地震が来ても破損は抑えられますが・・・
鉄骨造!この言葉だけでハウスメーカーに行かれると軽量鉄骨造で計画されることが多いです。鉄骨造は「重量鉄骨造」と「軽量鉄骨造」に別れます。
部材に使用する鉄骨の肉厚が6㎜以下のものが軽量鉄骨、肉厚が6㎜以上のものが重量鉄骨です。もちろん厚みが違うと金額が変わってきます。重さも違うので基礎もベタ基礎から独立基礎になります。
もしも、地盤改良が必要な場合には改良方法も異なります。
中村建設の重量鉄骨造住宅
中村建設では標準仕様で250㎜角の柱を採用するため、プラン作成にも納まりの検討が必要です。重量鉄骨造で木造のような間取りを書くことはできません。
しばしば、お客様が他社の重量鉄骨造のプランをお持ちいただくことがあります。実際に拝見すると、ユニットバスや階段が鉄骨の柱や梁の納まりの都合で配置ができない場合があります。
お客様に重量鉄骨造の柱や梁、基礎の構造をご覧いただくと、いつも「この大きさなら地震がきても大丈夫だね!」と言ってご納得いただけます。
2016年の熊本震災時に大手ハウスメーカーの軽量鉄骨造の建物が繰り返しの地震で倒壊しています。耐震基準も満たしていなかったとも聞きます。
では、6㎜以上の構造の重量鉄骨造ではどうか?
皆さんがよく行かれる大型ショッピングセンターや体育館、パチンコ屋。多くの人が集まる施設はほとんどが重量鉄骨造です。オリンピック会場で建設された建物も重量鉄骨造が多いです。たくさんの人が集まる場所は、地震が起きたときに建物が倒壊しないように重量鉄骨造が採用されています。
重量鉄骨造住宅をどこの住宅会社でも施工なわけではありません。我が社も木造を中心に建築されている住宅会社さんから重量鉄骨造のお客様を紹介されるケースもあります。お受けできない一番の理由は、構造設計も含めて意匠設計が出来ないことが多いです。構造では基礎、鉄骨の発注及び図面チェックも簡単ではありません。さらに問題はご予算です。木造と比べると金額は割高になります。坪単価で約20万円ほど高くなります。しかし、中村建設に来場されるお客様からは不思議なことに、「大手ハウスメーカーよりも安い!」と言われます。どうゆうことでしょう?
最近では、家族が増えたり、経営していた店舗を閉めるということで、重量鉄骨造をフルリフォームしたいという問合せも増えています。この場合、全部の建物がフルリフォームが可能か?と言えばそうでも無く、やはり新築時の構造図を見て判断します。リフォームの場合も既存の鉄骨接合部、基礎図はどう建てられているのか?構造がフルリフォームしても大丈夫なのか調査します。結構、図面には記載されているものの、実際に施工されていないことがあります。特に断熱材が入っていないことが多いです。しかし、構造がしっかりしていれば十分フルリフォームが可能です。
何年か後にリフォームも考えられることでも重量鉄骨造は人気です。
よくある質問
重量鉄骨造で打合せしているお客様からよくある質問です。
Q 震度7の地震が来ても倒れないよね?繰り返し来ても大丈夫ですよね?
A ハイ、倒れない設計します!
Q 店舗付き住宅だけど、何年か後には息子夫婦が帰ってきた時にはリフォーム可能ですよね?
A ハイ!可能です。二世帯になっても良いように水道、排水の配置も考えます。
Q リビングは30帖ぐらい広く、吹き抜けも欲しいけど、木造では断られましたが、重量鉄骨造なら可能ですか?
A ハイ!可能です。大きな空間、広い天井高さも確保可能です。
建設対応エリアは浜松・磐田・袋井・掛川以外でも可能ですが、この地域であれば過去の地盤調査データも豊富に取り揃えており、概算見積り時に地盤改良の見積り提示も可能です。
重量鉄骨造の相談は是非、中村建設にお任せください!
この記事はわたしが書きました
建築本部住宅事業部 部長
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