こんにちは、営業の新村です。
今週は前から見に行きたくて見逃していました、足助町で旧S邸の改修工事の現場見学に伺いました。
重要文化財に指定された木造建築ですが、明治29年に建設され敷地面積1230坪の中に16棟の建物がありました。
すでに6年経過してまだ建設中です。
理由は解体調査して使える部分の調査、補強の検討・・・見れば見るほど手間がかかります。
こちらは御蔵を解体した資材が置いてあり、どこの部材が使えるか?釘穴含めて調査中でした。
えっ!これ全部・・・時間かかるよ・・
×の印が使えない部位、△が釘の位置です。
ここが一番わかり安かったですが、新しく柱配置した場所、既存の柱を補強した場所です。
壁は竹木舞の部材も大きく、土壁の厚みが約20㎝ありました。
この壁仕上げるのにも、下地・中塗り・仕上げま乾燥期間含めて時間がかかりそうです。
重要文化材の復旧は既存の材料を再利用がメインなので、耐震性能はどうですか・・・
部分的に鉄骨の柱を配置して補強していました。
この鉄部は見えなくなるので、改修工事中にしか見えないと教えてくれました。
なるほど、このようにして補強しているのですね!
この写真わかりますか?
なまこ壁が外された写真です。これから瓦設置して仕上げます。
こんなところはまず見られない。
最後に資材置き場見ますか?
見に伺いました。
建具の山!
そうです、解体した建物の外した建具の山です。
既存建物の図面に番号をつけ、既存建具に番号を記載されていました。
いくつか無い建具は建具屋さんが持ち帰り、復旧出来るか・・・検討中と聞きました。
聞けば聞くほど、時間も労力、費用もかかると思いました。
同じ木造ですが、既存の材料復旧するために調査、補強を今回勉強になりました。
あと2年後には母屋を公開すると聞きました。
是非、見に行きたいです。
また報告します。