重量鉄骨造の家は構造が鋼材で頑強なので、地震に強く、経年劣化の影響を受けにくいというメリットがあります。
そのため、火災保険や税金などの費用面で木造住宅と違いが生じます。
そこで今回は、鉄骨造住宅と木造住宅における火災保険や税金の違いについてまとめました。
重量鉄骨造と木造の火災保険料の比較
火災保険の保険料は、さまざまな要素に基づいて決定されますが、基本的には火災や自然災害などによる損害が発生するリスクが高いほど、保険料も高くなります。
そこで、木造と鉄骨住宅との火災保険・地震保険の料金を比較してみました。
次のケースをご参考ください。
<見積り条件>
今回ご紹介する事例では、建物全体の外壁にガルバリウム鋼板、ガレージの内装にサイディングを用い、スタイリッシュな雰囲気に仕上がりました。
■保険対象
建物の費用は3,000万円、延床面積は117.58㎡(35.56坪)で計算
■保険内容
水災、水濡れ・盗難まで補償する一般的なタイプ
■保険期間
5年
※2022年9月までは、保険期間が最長10年でしたが、どの保険会社でも、2022年10月からは最長で5年までとなりました。これは、2021年6月16日に損害保険料率算出機構が、火災保険の参考純率の適用期間を10年から5年に短縮することを発表したためで、10年分の一括支払いができなくなることは、実質的な値上げとなります。
■上記の条件における木造住宅と鉄骨住宅の保険料の比較
上の表からもおわかりのように、火災保険料については、鉄骨住宅の方が木造住宅よりもお得になります。
5年間だけでもこんなに金額が違うので、30年間の保険料で比べるとますます差異が広がり、464,070円−187,320円で276,750円分、鉄骨造の方がお得になります。
ただし、建築費などのイニシャルコストは鉄骨造の方が格段に高くなるため、保険料の高い・安いは、木造か鉄骨造かを選ぶ直接的な要因にはつながりません。
火災保険料は、木造や鉄骨造といった建物の構造だけでなく、建物の種類(一戸建てか共同住宅か)、建物の価値(坪単価)、補償内容など、その他の要素も含めて総合的に料金が決定されます。
もし、火災保険をより安く抑えたいのであれば、複数の保険会社から同条件で見積もりを取って検討するしかありません。
また、火災保険だけでは地震・噴火・津波によって生じた損害の補償は受けられないため、万一の自然災害に備えたい場合には、地震保険への加入が必要となります。
昨今、各地で大小の地震が発生し、私たちの地域でも、いつ東海地震や東南海地震が起きても不思議ではありません。
地震による損害にも備えたいのであれば、火災保険と同時に地震保険への加入も検討しましょう。
固定資産税について
次に、鉄骨造と木造の固定資産税には金額に違いが生じるのでしょうか?
建物に関わる税金を比較する際に、その差が顕著なのが固定資産税です。
<ガレージの特徴>
道路側のみにシャッターがついていて、その他の壁は、敷地内の他の建物へも行きやすいようにその他の壁はなくオープンなので、明るくて風通しの良いガレージになりました。
また、来客は2階にある玄関でお迎えをし、ご家族の方はガレージにある通用口から直接エレベーターで3階まで上がることができるようになっています。
<住宅部分の特徴>
エレベーターは将来高齢になった時のことを考えて設置しました。
とはいえ、今でもガレージから3階リビングまで荷物を運ぶ際にとても便利だそうです。
道路沿いの家の場合は、リビングを2階以上に配置することで、明るさと風通しを良くしつつも、歩行者からの視線を気にせずくつろげる空間を確保できます。
和室の欄間は以前の家から移設をしたものです。
構造は鉄骨でも、このように木のぬくもりを感じられる内装にすることも可能です。
以前の家の思い出を新しい家にも残すことができ、ご家族の方にも喜んでいただけました。
当社のホームページでは「お客様の声」として、こちらのお宅のお施主様の家づくりにおけるご感想もご紹介していますので、ご参考ください。
お客さまの声 【浜松市中区】インナーガレージのある3階建重量鉄骨造住宅 | 中村建設の家 (n-house.jp)
まとめ
リビングと一体となった広い吹抜けなどの空間を必要とする建物と住居を併設する場合には、広さの確保や強度、設計の自由度の高さなど、あらゆる面から考えて重量鉄骨造が最適です。
建物とガレージが一体となった外観は、重厚感と高級感が増すだけでなく、愛車を雨、風などの汚れや、盗難などの犯罪からも守ることができます。
さらに、ホームエレベーターを設置することで、車庫から直接リビングへ行き来ができるので、悪天候の日や、荷物が多い日も全くストレスはありません。
また、車庫内の内装材にこだわることで、無機質な雰囲気にならず、さらに心地よい素敵な空間を実現できます。
このように、中村建設では、さまざまな事例を取り揃え、ご要望に合ったガレージ付きやエレベーター付きの住宅を適正価格でご提供いたします。
ご興味がおありの方は、ぜひ一度、お問い合わせください。
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Writer>>>中村建設(株)住宅事業部 家づくりアドバイザー 中村真由美
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