こんにちは!
工事グループの加茂です。
昔から地震がおこると言われているこの東海地方ですが
近年は東海地方以外での地震発生が目立ちます。
また、各地での豪雨による水害など自然災害も、ニュースで目にすることが多くなったと感じます。
今年も1月1日に能登半島地震が発生しましたが、行政では地震の対策として耐震診断の案内を出したり、耐震診断士を育成する講習会を開催しているようです。
そんななか、我々建設業者ですので、やはり地震や災害には関心がありまして、先日とある公開講座に参加してまいりました。
袋井市に静岡理工科大学という大学がありますが、そちらで社会人向けの公開講座を行っています。
お題は様々なのですが、今回は「命を守る、そのときあなたは。 ~被災直後から復興まで~ 」という題目で、令和6年度第1回目が開かれました。
内容は3部作となっており
「能登半島地震の教訓と地域の課題」
「情報とどう向き合う 防災と情報 ~フェイクニュースに振り回されない為に~ 」
「袋井市の防災対策と取組み ~災害に強い袋井を目指して~」
以上でした。
先に書きましたとおり、能登半島地震には関心がありましたので、案内が回ってきたときにこれは受講しようと思い申し込みました。
因みに静岡理工科大学は数年前に建築学科が創設されたということで話題になりました。
校舎も新しく増設されて県西部で建築を学びたいと思っている高校生にとっては嬉しいことですね!
実は校舎の増設工事の際に我が社も土木工事で携わっております!
さて、今回の公開講座を受けて
能登半島地震のことで学んだことを少しだけ紹介させて頂きたいと思います。
まず、震度という言葉はよく耳にすると思いますが 7 が最大値となります。
能登半島地震では震度5強から震度7の揺れが観測されています。
東海地方(南海トラフ)も震度7を想定していますので、参考にすることが多々ありました。
①
建物の補強
古い家屋は揺れにより倒壊が予想されますので、耐震補強を検討することが重要です。
自治体によって補助金制度もあるので補強するのであれば活用するのがオススメです。
②
ハザードマップを鵜のみにしない。
マップを見ると色分けされていると思いますが、自分の家は大丈夫と思っていても、それは絶対ではありません。
実際災害が起きてマップと違ったと文句を言っても命を落としては何にもなりません。
ハザードマップは参考程度と捉えてください!
因みに講師の先生が紹介していたマップ「キキクル」が、わりと見やすかったので参考にURLを貼り付けておきます。
③
液状化の発生により道路が通れなくなることを想定する。
大地震の際には、強い揺れのほかに、余震が起きますよね。
実はその余震のたびに液状化が進み、道路から砂が吹き出たりマンホールが浮かび上がってきたり、道路に大きな段差ができていたり。
対策としては液状化を想定した避難経路を意識しておくことです。
インフラやライフラインは個人ではどうしようもありませんからね。
因みにこちらが実際に通行不可となった道路の写真です。
車両の通行は不可、したがって復興支援にも時間がかかるという事になります。
そこで
④
食料・水・日用品の備蓄
目安は7日分です。
特に簡易トイレは合ったほうが良い。
ひとりあたりですが 1日5回 x 7日間 = 計 35 回分
だそうです。
結構たくさん必要ですね。
「備えよ常に!」という言葉がありますが、皆さんはどうでしょうか。
我々の住む浜松も、いつ地震や災害に見舞われるか分かりません。
今一度、ご家族で考えてみてはいかがでしょうか!
我々は地震に強い家を作り続けていきたいと思います!
さいごにもう一つ
今や欠かす事の出来ないスマートフォンですが、災害の時には電波が使えなくなると予想されています。
その時
「 00000JAPAN (ファイブゼロジャパン) 」 という名前の無料Wi-Fiが立ち上がります。
各携帯キャリアと国が協議して決めたものだそうです。
熊本地震の際に提供されたそうなので、御存じの方もいるかもしれませんが
私は知らなかったもので💦
そんなものがあるんだなくらいに思っていただけたら幸いです😊