こんにちは!
工事グループの加茂です。
夏はあんなに暑かったのに、秋らしい秋はすぐに通り過ぎ、冬の気配を感じるようになってまいりました。
皆様どうお過ごしでしょうか?
我が家ではなるべくエアコンに頼らないよう、家の中では少々着込んだりして過ごしていますが
少し体調を崩しがちな今日この頃です。
築20年以上の家なので、近代的な住宅がうらやましく思います。
さて、皆様ご存じのとおり、近年日本は円安や原油高、他国の金利上昇の影響等々で物価が上昇しており、建築資材もそうですが、エネルギー、食材など、思い浮かぶところ全てが上がっていますね。
実際所得が追いついておらず、生活がきつくなったという方も多いのではないでしょうか。
その影響は住宅業界にもあり、全国的に着工戸数は減少傾向です。
最近は我が部署でも住宅以外の建物、公会堂や公民館などの施設を施工することもしばしば
そんなわけで、現在私も某公民館を施工しております。
7月から着手しておりますが、年内引渡しという事で、現場は最終仕上げの段階に差し掛かりました。
普段は設計施工の物件が多いのですが、今回はとある設計事務所さんが設計及び監理をしてくださっております。
私共の住宅ではいつも床下に人が入れる空間(床下)があるのですが、今回は土間コンクリートの上にレベリングというものを施工して、床材を接着していくという工法です。
レベリングに直張りフローリングというと、私的には久しぶりで、少し楽しい気分にもなります。
恐らく10年以上ぶりですWW
今回は、バリアフリーの観点から、住宅のように床を上げることが出来なかったのでしょう。
普段と違う設計で施工をさせていただくと、ほどよい刺激があって良いなと思います!
こちらが実際の「レベリング」写真です。
さて、色々な設計というと、やはり世の中に存在する建物には必ず設計者がいるわけで
出先で見かけた建物などはやっぱり見てしまうという...。
今年も色々と発見がありましたので、少し紹介したいと思います。
①某工場の基礎
こちらは、工場見学ができるところで、本来は工場の中で作られているものを見学するのが楽しいという場所なのですが
建物に入る前に気になってしまいました。
目地の入れ方上手いなと、個人的に思って写真に納めました!
※樋の納めはちょっとアレですが
②某工場別棟
外部の腰壁に貼られた木材が、奇麗にデザインされていました。
山脈を表しています。
なんとも、こだわりを感じる部分です!
ただし、樹種にもよりますが耐久性がどうなのかなと、ちょっと思いました。
最近公共建築の木部が劣化するという話題が出ていますし。
③某和菓子屋
建築仲間と車で走っていたところ
あれなんだ?ということで、とりあえず車を止めて見ていこうという事になり
建物を見つつ買い物をしてきたというお菓子屋さんです。
どうやら古民家のような建物をリノベーションしたもののようで、内部には「のもの」と呼ばれる化粧張りがあり、その他要所要所に手仕事のようなこだわりが見受けられました。
アプローチの柱と手摺格子は、細めの木材を使用しており、屋根は非常に薄く仕上げられていました。
シンプルですがよく見るとしっかりしているという点も、いい仕事してますねーという感じです。
④某店舗
まず、螺旋階段が気になったのですが
どうもPC板というもので作られているようでした。
PC板とは、プレキャストコンクリート板の略であらかじめ工場で制作したものを
現場で組み立てる手法です。
以前大型物件の施工で使用したこともありましたが、螺旋階段が作れるというのは全く知りませんでした。
20年近く業界に居ても、知らないことは沢山あるものだと感じました。
⑤某クリニック
改修工事中につき、足場がかかって見えませんでしたが
目を凝らしてみてみてください。
見積もり依頼されたらどうしようという感じです笑
建築屋冥利に尽きる建物で、ハイレベルだと思われますが
携わったら楽しいだろうなというワクワクを感じさせる建物でした。
工事完了後を見てみたいですね!
というわけですが、もうすぐ12月
なにかと忙しくなってきますが、大きな事故が無いように
安全第一で工事をしていきたいと思います!